【三部作ついに完結】ギリシャ神話〜戦争の物語〜 シーズン3 最終話

 

 

トロイア戦争 その後のオデュッセウス編
The Movie ボーン!!
知恵で、如何なるトラブルも乗り越えられる
と言われた、あの「オデュッセウス」を
どのようなトラブルが襲い掛かり
10年もの苦難の旅になったのか
お話をお聞きください!
ドドン
「オデュッセウスの帰還編」というのが
始まるんですね
こっからガッツリ、ファンタジーに
なりますからね。着いてきてください!
一つ目巨人「キュクロプロス」のですね
島に着いちゃうんですね
で、ガーンガーン!!辿り着いて
「ここで、一休みしましょう。オデュッセウスさん」
「そうだなぁ、何だ、この島は
なんか雰囲気がおかしいぞ」ガンガァ……
「なんだぁ、この島に邪魔しに来てる
ちび共が来たよ」って、デカい奴がいるんですね
しかも、それが「一つ目」なんですよ
「キュクロプロス」というのは
このね「ガイヤ」「ウラヌス」の
子どもなんですよね。
で、生まれてしまった
化け物達なわけですよ。
その化け物たちが生息している世界なんですが
その、キュクロプロスがですね
バァーッっていてですね
だから、そういう神の中にはですね
怪物もいっぱいいるんですね
この怪物は、ウラヌスが最初に生んだんですが
それ以降にもですね
キュクロプロスを生んでしまう
神々ってのもいるわけですよ
で、いるわけですね。キュクロプロス
言い辛いですね、キュクロプロスがね。
もう、大体で聞いて下さい。
キュクロプロスの内の一人がですね
その、オデュッセウス達をですね
洞窟に閉じ込めちゃうんですよ
「おまえら、ここ入れ!」つって
バーン!!って、入れてですね
「うわぁ、閉じ込められました。
オデュッセウスさん」なってね
「ど…どうしましょう」ってね
「いや、おまえらはなぁ
ここから、もう俺の餌だからなぁ」つってね
その「一つ目巨人」が何人もいるんですけど
その中の一人がですね、閉じ込めてですね
その2人ずつ出して食うというですね。
その、ピーナッツみたいにするんですね
ナッツみたいな感じでね
「一日に2人ずつ出して、食うから俺」みたいなね
「俺は、食う!」とか言って、ポリポリみたいなね
「恐ろしいですよーっ!」とかね
「これ、何とかしてください!
オデュッセウスさん、お願いしますーっ!!」
て言ったら、ポクポクポクポク…チン! なってね。
「考えがあるんだ。」って言うわけですね
「オデュッセウスさんがコレやった時は
絶対、叶うぞ!」ってね
「なんすか?」ってね
「すいませーん」とかってね
「一つ目さーん、一つ目巨人さーん」とか言ってね
「なんだよー、まだ
食う時間じゃねーぞ」ってね
「すみません、私あのー
その、なんでしょう?
あのー、喉乾きませんか?」って言うわけですね
「えっとー、人ばかり食べていると、ちょっと
喉、パサパサになりませんか」って言うわけですね
「あぁ、確かにね。ちょっと、喉乾くね」
とか言ってね
「美味い酒があるんすよ」って言うわけですね
「美味い酒を持ってるんですよ、我々は。なぁ」
とか言って
「えっ、オデュッセウスさん
あれ、出しちゃうんですか」
「出しちゃうよ。大丈夫だ」ってね
「お話、ちょっと…ちょっと一口だけでも
これ、美味いんすよ」
「なに、これ。うまいの?」
「美味い!!
美味いね、これ」
「美味いでしょう。ギリシャ最高の酒をね
僕は、貯蔵してる、僕、酒好きなんです
ワイン好きなんでね。
あの、どうですか?」
「それでね」って言ってね、そっからですね
「僕の話聞いて下さいよ」って話が上手いんですよ
頭が良いから、めちゃくちゃ
喋りが上手いんですね
「いやぁー、こんな目に遭いましてね。あとね
こんな馬鹿な奴もいたんですよ」とかって
「アハハッ、おまえ、話面白いなぁ」
とかってですね
「おまえ、結構、おもろいな
もうちょっと、聞かせろよ」とかって
「あぁ、他にもね
こんなジョークもあるんですよ」ってね
「アハハッ」とかってね、笑ってたんですね。
「おまえのこと、気にいったよ」と。
「おまえ、なんちゅー名前なんだ」って言ってですね
「私は…」って言ってですね
「オデュッセウス」って言わないんですよ
「私は、ウーティスと申します」って言うんですね
「ウーティス」ってのはですね
ギリシャ語でですね
「誰でもない」っていう意味なんですよ
「えぇ!?」だからその
「お前、何?」ってね
「誰でもない」「誰でもないです」
っていう風な感じで言ったわけですね
「ウーティス?
オマエ、変ナ名前ダネ」ってね
「変な話をする、変な名前の男でございます」
とかってね
「アハハッ、違イナイネ」とかって
飲んでたわけですね
そしたらですね、その飲んだ勢いでね
こう、眠るわけです。ガーン……眠るわけですね
「よし!一つ目が眠ったぞ」ってね
「よし!あそこの奥に、倒れた大木があるだろう」
ってね
「はぁ、あります」ってね
「持って来るんだ!」って
「全員でそれを持って、この檻の
この隙間から、この長い棒で
あの目に向かって一突きするんだ!」ってね
「全員の力を集中しろ!」って。
「アイツはもう酒で、もう酔っぱらってるから
もう、『一つ目』は目の前だ!」ってね
「この隙間から長い棒で、あの目を突くんだ!」
ってね
「よし!全員で引け!」つってね。
「よし!最大限引いたか」って
「引きました!行きますよ!」
「イケるか!行くぞ!ウワァァァッ!!」
ブッシャーッ!刺して
「ギィヤァァァァッ!!」なってですね
「なんだ!これは!」って
その「一つ目」がですね
もの凄く、苦しむわけですよ
ウワァァッ、暴れてですね
檻がブワン!ぶっ壊れてですね
「よし!出れるぞ!」ってですね
「なんだこれは、どうなってるんだぁ」
なったらですね
他の「一つ目巨人」達が、来るわけですよ
ドンドン、ドンドン
「なんだ!どうした?」
「おい、おまえ!ど…ど…なに
何があったんだ」
「あぁっ、やられたんだよ」って
「誰にやられたんだ。おまえを
こんな目に遭わせる奴は、誰なんだ!」って
「やられたんだよ」
「名前を言え!」
「ウーティスだ!」って言うんですね
その時にですね、「ウーティス」ってのは
「誰でもない」っていう意味だって言いましたよね
「誰にやられたんだ!」
「誰でもない!」って言うわけですよ
「なにを、言ってるんだ!
じゃあ、お前が、自分で刺したって言うのか?」
「えっ!!そうじゃないよ!」
「じゃ、誰なんだ!」
「誰でもない!」
「要領がつかめない!何を言ってるんだ、おまえは」
とか言ってですね
その間に逃げるんですね。
「オデュッセウスさん、まさか、そこまで考えて
『ウーティス』って名乗ったんですか?」
「そういう事!」
「マジもんの天才やんけー、コイツ!」
とか言ってですね 着いて行くわけですね
「すっごいねー」つって
船で、ワァーッ旅するんですよ
ところがですね、刺してしまった
そのキュクロプロスはですね
その、実はポセイドンに所縁のある
ポセイドンの子孫でもあったらしいんですよ
でですね、ウーティス、ウーティス
言ってたんですけど、帰り際にですね
「あぁ、一つ目巨人達よ!」とか言ってですね
バァ―、現れて
「おい!何だ!」とか言ってね
「おい、おまえらやったの、あの人間どもか?」
つって、船に乗ってしまうんですね
「そうだ!覚えとくといい
ウーティスというのは、仮の名だ!
私は、オデュッセウス!」
ピーン!ってやってですね
「オデュッセウス!」ってなってですね
名前がバレちゃうんですね。
自分で言っちゃうんですね。
余りにも上手く決まったもんだからね
「オデュッセウスだよー」って
バァーッ、行くんですね
そしたらですね
「オデュッセウスかぁ」つってね
「オデュッセウスめー!!」
って騒いでたら、ポセイドンが現れてね
「何ということをしてくれたんだ!
私の可愛い子どもたちに対して
無礼じゃないか。あのオデュッセウス
うーん、傲慢にもほどがある!
私の領域「海」で
どれだけの苦難に遭うか分からんだろう
ポセイドンの怒りを思い知れ!」
って、バァーン!!ってですね
そこからの船旅が、苦難に満ちたものになるという
呪いをかけられてしまうんですね
バァーン!!「何だ!何だ!」つってね
「海が急に荒れだした!オデュッセウスさんが
名乗ってから急に海が荒れだしましたよ」ってね
「名乗らない方が、良かったんじゃないですか?」
とか言って
「いやでも、あそこは絶対
決めたいところだったんだ!
絶対に決めたいところだったからなぁ」とかって
ワァなってですね、荒れるんですね
それでですね、海が余りにも荒れてですね
そこから、すったんもんだあって
12隻いたんですよ。
オデュッセウスと一緒に国に帰ろうという
それがですね、海の荒れが凄くてですね
そこから1隻になってしまうという
急に大ピンチを迎えるんですね
「ちょっと、オデュッセウスさん
ポセイドン、ハンパないっすね。もう1隻っすよ
大丈夫ですか。序盤ですけど」って
「大丈夫だ!必ず帰る」
「そうですよね。オデュッセウスさんには
妻が…奥さんがいますもんね」つってね
「そうだ!」ってね
「俺には妻がいる。
10年待たせている、妻がいるんだ!」
妻がね、ペネロペってのがいるんですね
ペネロペって、凄い美しい
妻がいるわけですよ
オデュッセウスを待っている。ね。
ペネロペ、待つ妻。いるんですね
「あっ、オデュッセウスさん、戻りましょうね」って
「戻るぞ!待ってろ、ペネロペ」
こうなるわけですね。そしたらですね
次に着いた島にいたのが、魔女キルケ
いきなり、ヤバいですね
第2話『キルケ』ってね、なるんですね。
このキルケ何かって言うとですね
「あぁ、ココの島も何か怪しい雰囲気だなぁ
ポセイドンがなんか叫んでから、もう島が
ずーっとと怪しい雰囲気だし
ずーっと海が、ずーっと荒れてるけど
もう、怖いね」とか言いながらですね
「よし!降りよう」とかいって
「じゃあ、オデュッセウスさんは
ちょっと、待っててください
危険かもしれないんで、我々が行ってきます」
とか言って、パァ―ッ行ってくるんですね
「あっ、なんか、館があの先にありますよ。
わかりやすいっすね」とかってね
多分、あの館に行けば何とかなります」
とか言って、館に入って行くんですよ
そしたら、館にいるのが
魔女キルケっていうのですね
「あらぁ?」とか言ってね
「お客人かしらね」とか言ってね
「はぁ」とか言って
「あのー、ちょっとトロイアで戦をした後に
ちょっと、立ち寄ったんですが、ちょっとあのー
我々、お邪魔することはできませんか?」とか言って
「あらぁ、面白いじゃない。たまに来る客人ですから
私もてなすのが好きでね」とか言って
「お座りになって」とかって
「あっ、はぁ」
「へぇ、上品ですね」とか言って
「はぁ、そうでしょう。まずは、ウェルカムドリンクを
お飲みになっていただきたいんですね」
とか言ってですね
「ウェルカムドリンク!
いやぁー、もう戦しかしていないもんで
なんか有難いです
もう、貴族みたいですね。
ありがとうございます
変わった 香りがしますね
飲みます!」つって
ゴクン!と飲むんですね
そしたらですね、このキルケのですね
あの飲み物ってのはですね
飲んでしまうと動物になってしまうという
恐ろしい呪いの飲み物なんですよ
「んん…ぎゅぅぅぅ、にぃゃやああ!!」
なるわけですね
「アイツ入ったら、全然出てこないなぁ。ヤベエなぁ
いやでも、なんか叫び声とか聴こえないようなぁ」
怪しいんじゃないか?なんか
中…中で殺されてるんじゃ…大丈夫か?」
「いやでも、猫の鳴き声しか聞こえませんね」
とか言って
「うーん、いやじゃあ、俺も入ってみよう」
って途中からね、次のヤツが入るんですね
ゴンゴンつって。
「すみません!」
「あらぁ?」
「いや、先ほどあのー
うちの者が入りませんでした?」
「あぁぁ、入って今、お休みになられてますよ。
あなたも入った方が良いんじゃないですか」
「あぁ、そうだったんですか!アイツ
報告も無しに休みやがって!じゃあ、すみません」
「ウェルカムドリンクがありますんで」
「あっ、いただきます!んんん……にやぁぁぁっ」
なるわけですね。
「んん……やっぱ、アイツも出てこないなぁ」
って、これが続くわけですよね
入って、「ウェルカムドリンクいかが…..」
「んん……にぃゃぁあっ!!」なってですね
「あの、ずっとなんか猫、
増えてる気がしますけどね」という
「にぎやかですね」とか言って
「もう、全然来ないじゃないか!」ってね
そしたらですね
これは呪いだっていう事に、段々気付き出すんですね
あれ?入った奴が全然出てこない。
これは、ヤバいぞ!
もう、なんかヤバイ島にいる。
なんか「一つ目巨人」とかじゃなくて
これはなんか、恐ろしい呪いだぁ!
と思ってですね
マズい、マズい、マズいって
オデュッセウスが気付くわけですね
「いや、違うんだよ!猫の鳴き声が
増えてると思わないのか?お前ら…
危ないぞ!ここは、なんかヤバい!
なんかヤバいんだよ!」って言ってですね
「いやでも、なんか腹減りましたし
俺、入りますわ」ってね
「なんか多分、静かに猫と
戯れてるんじゃないですか」
「オイ!お前ら!」とか言ってですね
バンバンバン、入って
「あぁ、参ったなぁ」って言ってる時にですね
助けてくれる神が現れるんですね
それがあの、ヘルメスなんですよ。
ヘルメスがフィーッと現れて
「とんでもない島に来ちゃったね、
オデュッセウスさーん」って言って
「んん、何すか」って
「ヘルメスです」ってね
「あの、色々と調整している
ヘルメスなんですけどもね」とか言って
「ここのあのー、ちょっと島結構ヤバいんで、あの
ポセイドンさん、やり過ぎちゃってるとこあるんで
僕があのちょっと調整役として
助け船、出したいと思います」
「あぁ、凄い便利な時に来てくれるんですね」
「そういう感じの役回りに慣れてますから」
って、パッってね
「薬あげます。取り合えずこれ、飲んでくれたら
何があっても大丈夫なんで。じゃあっ!」ピュン!て
「あぁ、凄いノリは軽いけど優しい」
とかって、ゴクゴク飲んでですね
そしたらですね、それはもう
動物になるというその薬が
あの魔法のね、飲み物が
効かないというですね、薬なんですね。
それを飲んで入るわけですね
「あらぁ、最後のご客人は、一段と立派な方ね
どうぞ、ウェルカムドリンク飲んでちょうだい」
「いえ、結構」
「飲んでちょうだい」
「いえ、結構」
「飲んでくれないと 困るわね」
「飲みます!」
うーん、でもね、ヘルメスさんから貰ったからね。
クッって飲んで
「ん? 美味しかったですよ」
「あらぁ?
あなた、変わらないのね」
「はぁ」
ヘルメスさん、ありがとうってね。
「面白ーい」
こっからね、和解するんですよ
「あなた、面白いわね」とか言って
「はぁ」
「あなた、何ていうの?」
「オデュッセウスです。いや実はね
ここに来るまでね」と「あははっ」
意気投合するんですね。
「凄ーい」とか言ってですね
「あぁ、でもなんかね、このフルーツも
上手いっすね」とか言って
凄い仲良くなるんですよ。
ね、予想外のね。
まさか、バトルに行くと思いきや
この仲良くなるんですね
で、仲良くなってですね
「分かった。もう、あなた凄い良い人だから
全員、戻すわね」って言ってですね
「んにゃあー」言ってた奴がね
「んん…んんんんんはっ!
オデュッセウスさまーっ!」って
「いやー、猫でした。
完全に猫でした
いやぁー、助かりました」ってね
「いやぁー、助かったね
すみません、なんか」
「良いのよ。ねぇ、猫ちゃん好きだから
あなた達、これから旅するの?」
「旅します」
「だったら、あのー、冥界の予言者の所
一回、行った方がいいわね」って
「そうなんですかぁ?」
「あなた達、大変な旅になりそうな顔してるから
予言者の所に一回、行っといたほうがいいわよ
ふーん。結構当たる人だから」
とかってね
「ありがとうございます」ってね
そこからですね
冥界の予言者 テイレシアス
の所に行くんですね
「ここかぁ」つって
「大分となんか、物騒な感じだな」
「何をしに来た?」とかってね
「あなたが予言者、テイレシアスさまですか」
「その通りだよ。お前はオデュッセウスだな
お前が来ることも分かっていたよ」ってね
「ありがとうございます」
「あのー、キルケさんに紹介されて
この占いの館に来たんですけども」とか言って
「あぁ、そうだね、うーん。
予言が欲しいのか
「あぁ、お前、面白い相が出てるなぁ
うん、そうだなぁ
お前は、色々と苦難な目に遭うが、んー
いずれ…故郷に戻れるだろう」
「ありがとうございます」
「だがー、近づかない方が良い……
島が一つあるよ」
「どこですか!」
「ヘリオスの島には
気を付けた方が良いだろうなぁ」
「分かりました!そこには立ち寄らない方が
良いんですね。行きましょう!」って行くんですね
「よし!ヘリオスの島だけには
行きたくないね」って言いながら
まぁ、ここに書いてあるから
いずれ行くんでしょうね
もう、メニューにも書いてありますから
絶対、行く羽目になるんですけども
そしてです、「オデュッセウス様」って
「どうした!」って
「ここら辺の海域、なんかヤバイらしいですよ」
「また、ヤバいのか!ずっとヤバイから
ヤバイ慣れしてるけどなぁ」とか言ってね
「いや、そうなんですけど」
次に現れるのがですね
怪鳥、セイレーンの島ってのがあるんですよ。
怪鳥セイレーンってのはですね
体は鳥。顔は美女というですね
非常にこうね、アンバランスなですね
鳥なんですけども
何をするかと言いますと
とても美しいんです。歌声がね
歌声がとても美しいので、それを聞いた船乗りは
「あぁ、もっと聞きたーい」と思ってですね
怪鳥、セイレーンの誘うままに
怪鳥セイレーンの島に行って
囚われてしまう、出れなくなる、というですね
恐ろしい鳥なんですね
「なぁーんだ!その鳥は」
「危ないなぁ」って
「危ないですよー
どうしましょうか。何とかしてください
お願いします!」って言ってね
「オデュッセウス様の知恵でお願いします」
「んん、もう分かったよ。もう一回考える」
ポクポクポク、チン
「耳栓しよう」
「シンプル」つって
耳栓を蝋で作るんですね
「蝋で、こう合わせたらね
柔らかい瞬間にキュッと入れたら
ピッタリのやつできるでしょ」とか言って
「本当ですね」とか言ってね
「こんなにいい耳栓、出来るんですね
柔らかい時に、水あめみたいな時に
入れるんですね」とか言ってね、ピッタリしてね
「あぁ、これでもう聴こえないだろう?」
「えっ、何ですか?」
「いや、聴こえないだろう?」
「何ですか?」
「うん、完成、完成」つってですね
「はぁーい」とか言って
下行け、下行けとかってですね
全員で耳栓して、下行くんですね
で、息潜めてるんですね。
で、最後の一人がですね
「僕、最後ですか?
えっ、オデュッセウス様は?」ってね
「いや、俺はなぁ
ちょっと、聞いてみたいんだよ
知的好奇心が強いんだ。私は
もうとにかく、知らないものは知りたい。
そうやって、頭良くしてきたわけだからさぁ、なっ
知的好奇心のオデュッセウスだよ
聞いてみたいじゃないか。そんな絶世のね
絶世の歌声だよ。美声だよ」
「聞いてみたくない?」
「いやでも、危ないですよ」
「だから、俺はあそこのマストのよう
柱あるだろう?この柱。あそこに縛り付けてくれ!
俺がもう、何もできないようにして、もう
どうなってもさぁ
もう、何を言ってもな
俺の言うこと聞くなよ。なっ
ウワァッとか言うかも
暴れるかもしんないけど、聞くな!」
「そこまでして、聞きたいんですね
分かりました!ちょっと結び付けますね」
「強くな」とかって
「強くな、はっ、うん…よしよし!
強いぞ。もう絶対動かない。OK!よし!
行くぞぉーっ!!」とか言ってね
「あの人、変態だよなぁー」とか言って
そっからセイレーンの領域に行くんですね
そしたら、バサバサバサッ、バサバサバサッ。
鳥が一杯いるわけですよ。
美女の顔した鳥たちが、バァーッてね。
「また、船乗りが来たね」つって
「私たちの歌声で虜にしちゃいましょ」
バサバサバサッ、てなるわけですね
そしたら、「楽しみでしょうがありませんなぁ」
って言って
こうやって、続いてるわけですね。オデュッセウスがね
「オォォッ!!なんか
あれかー!!完全に人の顔してるわぁ
美女の顔で、鳥の体で…気持ち悪いなぁ」とか言って
「えぇっ、私耳栓してませんからね
下の奴らはしてるけどもぉ」とか言ったらね
ホォーフゥーモォ って、歌いだすんですね
「はりつめた~
弓の~」なるわけですね
「あぁ、なんか凄い!米良美一さんみたいな、凄い
凄い、高いキ―が出るんだぁ」ってね
「でも、あぁぁ、良い声だなぁ、流石に」
とか言ったら、ファァ―フゥーなったらね
「うわっ、凄い!あぁ、なんか
おかしくなってきた」になってですね
「あぁー、あぁー、あぁぁぁ
セイレーンの元に行きたぁーい!!」なるわけですね
禁断症状みたいなのが出てくるんですね
「凄い!何だか分からないが
無性にあの鳥たちについて行きたい!
「ウワァッ、オイ!お前ら聞こえるかーっ!!」
つってですね
「俺の……俺の縄を解けーっ!!
セイレーンの島まで出すんだぁーっ!!」とか言って
ホォーフゥーモォ
ものーのーけーた
「ウワァァッ、行きたいんだよぉーっ!!
お前ら聞こえねのか、なんで聞こえねぇ―んだよ
そうか!耳栓をしているのかぁ。俺が作ったあの
ピッタリフィットする耳栓をしてるのかぁ、
何で動けないんだ!そうか
俺が結べと言ったからかぁ。何という事だぁーっ!」
とか言ってですね
もう、一人で悶え苦しんでるんですね
それで、耳栓をした奴らはですね
「なんか、暴れてるなぁ」とかって
「なんか、暴れてる感じがする」とか言って
「なんか、ミシミシ言って落ちてきてる
でも、何も聞こえない
このまま、行こう!」ってですね
そのままですね、セイレーンの歌声をですね
無視して突っ切るわけですね
それで、セイレーン達がですね
「そんなバカな!
私たちの歌声で今まで
付いてこなかった船はいないのに」
「どうして、どうしてなの?」
「私、自信を失った!
世界一の美声だと思ってたのに」
「私、もう死ぬ」「私も」「私も」
そこからバァーッつってですね
セイレーン達が一気に海にですね
身投げして、海に飛び込んで死んでしまう
そして、セイレーン達は、滅ぼされたのである
ってね。助かったんですね。
「ウワァッ、セイレーンとこに行かせろよ」
とかってね
「オデュッセウスさん、もう大丈夫なのかな?
大丈夫…」(耳栓)ポン!てね
「はぁ、オデュッセウスさん
目を覚ましてください!」バチン!バチン!バチン!
「いやぁ、あぁ、あぁ、セイレーンがぁーっ
セイレーンの歌がよー」
「本当にヤバイ奴らだったんですね
助かりましたね」
とか言って、次行くわけなんですね
で「もう、めっちゃ腹減りましたわ
もう、耐えきれませんわぁ」とか言ってですね
「いやぁ、あのー、あの島に行きましょう」って
「ちょっと待て待て待て待て!
「あれ、予言にあった島ちゃう?」ってですね
「えっと、ちょっと待ってください。あれ
……ヘリオスの島らしいです」
「やっぱりぃぃぃ!!!」
「お腹ペコペコで、もう水もギリの時に
ちょうど来たのねーっ!!」つってね
「いやー、気を付けろって言うてましたね
あのー、テイレシアスが言ってましたよね」
「あぁ、そうやなぁ。いや、でも
『気を付けろ!』だから
『絶対上がるな』とは言ってないから
んん……まぁ、行くか!」
「行きましょう。オデュッセウス様
もう腹ペコペコですわぁ。もう
喉カラカラですし、行きましょう」ってね
「怖いけども、行くかぁ」
「大丈夫ですよ。そういうの好きでしょ?
知的好奇心でしょう?」
「うるさーい!」ってね
あの、ワァァ行くんですね。上陸して。
そしたらですね、お腹ペコペコで
「なんか食えるもん、取らなきゃいけませんわ」
「ちょっと、待て待て待て!
なんかもう一個言ってたわ。テイレシアス」
「もし……もし、どうしても
上陸しなきゃいけなくなって上陸したら
「そやな、なんか言ってたな
なんだっけな?」言ってたらね
「オデュッセウスさん、あのあっちに
美味そうな丸々肥えた牛がいるんっすわぁ
ね、その牛、取って食おう言って
みんなが盛り上がってましたわ」
「あぁ、思い出した!
ちょっと、待て待て待てお前ら、待て!あのなぁ
テイレシアス様が言ってたのはなぁ
その、ココの牛は
この太陽神、ヘリオスが飼ってる
貴重な高貴な牛だから
絶対、手付けんな!と。これは絶対!
この、島に上がんなってのは
なるべく上がんなって言うけど、
これは絶対、手付けんな!
って言われてるから食うなよ!」
「えぇっ!!何すか?」
「いや、食うなって!」
「何すかぁーっ!!」
「えぇっ!!お前、何食ってんだよ!」
「ハラミですけども…」
「最悪だぁーっ!!」ってですね
もう、食っちゃったんですね。
もう、食ってる…腹ペコで我慢できなくて
なんか喋ってる間にもう…
あぁ、ハラミ、俺いただきますわって
…あの網で、はい!」とかって
「なんでそんな事、なってんの」って言ったらですね
ボッゴロン!!ピシャピシャピシャーッ!!
なってですね、太陽神ヘリオスがですね
降りてくるんですね。
「どういうことだぁーっ!!」ってね
「あっ、恐ろしい。とんでもない
格の高い奴が出て来た」ってね
「お前らは…
こういう風にするということは
覚悟はできてるんだろうなぁ」
ブーン!つって
ファーッつってですね
その後にですね、その太陽神ヘリオスがですね
そのことをですね、ゼウスに報告するんですね。
「とんでもない奴が現れました」ってね
「決して食うな、という私の神獣の牛をですね
食った奴がいるんです」
「何?舐めてるなぁ。何者だ!」
「人間です」
「やはりな。プロメテウスにも言ったが
人間つぅーのは、どうしようもねんだよ。
「アイツらは」
「あぁ、そうですね」
「やってやっかぁーっ!」つってですね
このゼウスの武器で、「いかづちの雷帝」ってのがあるんですね
この「雷帝」を振りかざすと、雷がバァーン!!
となるという、一番最強の武器と言われてるんですよ
「あぁ、イケません!オデュッセウスさん
なんかあのー、あのヘリオスがもう
お前らちゃんと覚えとけよ!
言うて上行って、もう、逃げましょう!」ってね
「あっ、逃げるんや!」つって
「逃げろ、えぇー」
「おぉ、ヤバいことやってもうたから
食うなって言ってたのに、何喰ってんだよ!」
「タンです!」
「まだ、食ってんのか!お前」
「もう、やめとけぇーっ!」とか言ってね
「えー、もう、こうなったら食うしかないでしょう」
とか言ってね、ワァッやってたらですね
その船に向かって、そのゼウスがですね
バァーン!!雷を振り落とすんですね
ガーン!! バリバリ
「アッカーン!!」
とんでもないサイズのバァーン!!
…てですね、木っ端微塵になるんですよ、船が。
たった1隻残った
この、オデュッセウス隊のですね
船が木っ端微塵になって
「ギャアァァァッ!!」てですね、その
一番あの、自分を結び付けたですね
柱がボーン!なって
ボーン!なって、ワァーッなって
もう、その藻屑となったですね
その船の
切れ端にですね
オデュッセウスも抱きしめて
「もう、アカーン!何でこんな目に
トロイア戦争、勝ったのにぃぃぃ!!」とかって
ザバーンなるんですね。
そして、そうこう言っている間に
オデュッセウス以外の乗員は全員
溺れ死んでしまうんですね。
12隻いたオデュッセウス隊は
遂にオデュッセウス、たった一人になるんです。
「イヤ…バァ…ハァ…..俺だけ…
ちょっと太めのヤツ手に入ったのかなぁ?ギリで……」
ザザーン。「なんか陸地っぽい。
助かったのかなぁ」着いたわけですよ。
そして、辿り着いたのが
妖精カリュプソのいる島だったんですね。
この、海の妖精カリュプソってのが
優しいんですよ
「アラッ?」とか言ってですね
「誰かいらっしゃったわ」とかって
「大丈夫ですか?」とか言ってね
「あぁ、はい。もう、とんでもない目に遭いました。
ホントにもう、「一つ目」の辺りから
もう…とんでもない」とか言ってね
「アイツらが焼肉をしたから」とか言って
「気が可笑しくなってる!」とか言ってね
「歌声が聞きたい」
「気がおかしくなってる」とか言って
家に連れ帰りましてですね
優しくこうね、介抱してくれるんですね
この、海の妖精カリュプソってのは
非常に、美しくてですね、優しい
もう、ここに来て丁度ね
絶妙な島に辿り着くんですね
「地獄のような旅でした」
「そうだったんですね、大変でしたね
オデュッセウス様」とか言ってですね
「やぁ、コレを飲んでください」
とかね、言ってるんですね
「いや、特段と優しいなぁ」
優しいのには訳があったんですよ
カリュプソはですね、このオデュッセウスにですね
一目惚れしちゃったんですね
「あぁ、素敵な方」みたいなね
「お話聞いても面白いし
この人好きかも」とか言ってですね
尽くすわけですね。
それで「はぁ」とかってね
「あぁ、そうなの。
奥さま、いらっしゃるんですね」
「待ってるんですよ。ねぇ、うちで」とか言って
「だから、早く帰ってやらなきゃいけないんですよ」
「そうなの?でもまぁ
ちょっと、これも召し上がってください」
「美味いですね」とか言って
「居心地良いなぁ」
そして……ごめんなさい!
7年が過ぎました
7年いちゃうんですよ。
オデュッセウスが……。
「居心地良いなぁーっ!!」つってね
カリュプソがむちゃくちゃ尽くしてくれるもんだから
居心地が良くてですね、7年いちゃうんですね
「最高ですね。もう本当にもう一回
荒波に出る気、ホント無くなりますね」つってね
「いま、どれくらい経ちました?」
「7年です」
「7年かぁ……。
妻が待ってるんですよ」
「でしょうね」とか言いながらですね
7年待ってるんですね。
それを見て、今度はですね
戦の女神アテナがですね
「可哀想な男ね」ってなるわけですね
ここら辺で出て来たアテナがですね
で、ゼウスに言ってですね
「あれね、カリュプソがちょっと、良すぎて
もう、出れなくなっちゃってるから
もう、帰してあげない?そろそろ」ってね。
「えぇっ!!」とかってね
「俺、雷落したんだぞ!」ってね
「何だよ!お前……」ってね
「ポセイドンと俺で、今
アイツを虐めてるところなんだからさぁ
「虐めすぎ!」
娘に言われるわけなんですね。アテナにね。
「パパ、そういうところあるよね」
「ダメよ」みたいなね。
「はぁ」
「分かったよ!俺が行ってくるから」つって
ブゥーン!って、カリュプソに
「そろそろ帰してあげて」
「ゼウス様!直で?」みたいな
「娘が言って来たからさぁ」
「分かりました。好きなんですけど
オデュッセウスさんのことが
あの人の為だったら」って言ってですね
「お別れの時です」つって
「あぁ」
「出発ですね……ですよね。
どれくらいいました?」
「7年です!」
「いましたね
気付いたらいちゃいましたね」
「私のせいです。
もう、この船ありますからご出発ください」
バァッてね。
「お幸せに」って、バァー行くわけですね。
「よし!7年経った!」
「妻はどうしてるだろうか?」なるわけですね
ペネロペ、待ってるんですよ
王なんですよ。オデュッセウスは
王がもう、10年近く帰ってないんです
「戦争に行って、トロイア戦争に
勝ったというのに、まだ、戻って来ない
きっと、死んでるんだよ。オデュッセウス王は
どっかで死んでいる。ねぇ、そうでしょう。
ペネロペ様、どうですかぁ
新たな王に、私を
迎え入れてはくれませんか」
「いやいや、私だ!
美しいペネロペ様に、仕えることができる
尽くすことができるのは、この私だよ。
そして、私を新たな王に」ということでですね
「ペネロペ様」「ペネロペ様」
「ペネロペ様」なってるんですけどもね
「嫌です!」みたいな
「オデュッセウスは、生きています」みたいな
「生きてないですよー。10年経ってるんですよ
勝って船乗って、10年経ってるんだ!もう沈んでる」
とか言うわけですね
で、ワァァッ揉めてるんですね。
そしてですね、その故郷に辿り着いた
オデュッセウスなんですが、アテナがですね
「ちょっと待って!」つってですね
「どうしたんですか?」ってね
「どうやら、何か揉めてるようだから
このまま、オデュッセウスとしてそのまま戻ると
途中で、何かトラブルに遭うかもしれない
身を隠しながら、近づいた方が良いと思うわ」
とか言って、「分かりました!」
とか言って、身を隠すんです
で、その間もですね
このペネロペが、ずっと言われてるわけですよ
「もうイイでしょう。国が治まりませんぞ!
王が…新王が決まらんと。そうでしょ?
政治のことを考えて下さい!
恋愛よりも政治だ!そうだ!
私たちの中から一人、旦那を選ぶべきだ!」
「分かりました!
オデュッセウスを超える者がいるなら
選びましょう!」
「超えれるよな!」
「超えれるよ!」
「超えれるよ」ってね
「では、これをどうぞ」ってね
「オデュッセウスが使っていた
弓でございます!この弓で……
あの…
斧があるんですね。斧ってこう
木の柄が付いてるじゃないですか
その木の柄を外してですね
こう穴が空いてるじゃないですか。
この木の柄が入ってた。
その斧をですね、こう刺して
縦に12個並べてるんですね
で、穴がヒューッてこう
連結するようになってるんですね
「この弓で、あの12個の斧の穴を
貫き通すことができれば
その者を…旦那とします!」
「12個の穴を…凄いですね、これね
あっ、ほっそいですけども、奥さん」
まぁ、穴ちょっと…それぐらいでできるんだったらなぁ
運が良ければいけるよなぁ」
ってですね、皆でやるわけですよ。
「よし!じゃあ、一番で俺行きまーす」
「お前さんは俺のもんだぜ!」って言ってですね
引こうとするんですけどね「うん!」
「うん!ちょっ…こう..こうで
ちょっとこれ、待ってくださいよ。この弓!
これ、硬すぎるでしょう。これ!
これ、普通の男が引けるやつじゃないよ。
これ、アンタ!
これ、本当にオデュッセウス、引いてたなら」
「オデュッセウスは引いておりました。
引いて、毎晩、毎晩、弓の特訓で
あの穴を12個連結で
通していたのでございます!」
「凄いね!
頭が良いだけじゃないの?ホントに」とか言って
「お前!」とか言って
「あぁっ!俺も引けない」チッ!
「俺も引けないよ。何だよコレーっ!」って
揉めるてるんですね。
「俺も引けないよ。あぁ、もう
どうすんだよ。コレ―!」とか言って
「俺にやらせてくれよ!」
っていう奴が現れてですね
「えぇっ、何だよ!お前なんかにできねよ!
何だよ!そのきったねぇ格好は」って言って
そいつがですね
ブゥーン!って引くんですね
グワァァァッ引いて
「えぇっ!!オイオイ、引いてるぞ。こいつ」
で、ペネロペが
「えっ!嘘!ちょっとヤダ!本当に現れちゃった
んん…何コレ!お願い!通らないで、通らないで!」
グゥゥゥン!!ビューン!つって
ボォーン!!って
「オォォッ!! 全部通って
向こうまで行きましたよーっ!」って
「ナンジャ!コイツ」
「何なの、あなたは」ってね
ヴワァッって、取ったらですね
「ただいま」
「オデュッセウスーっ!!」って
ワァなるわけですね
「私だよ」つってね
「戻って来たんだ」って、ワァァッてね。
「オデュッセウス、ボロボロの着てたのに
アイツ、生き残ってやがった!
スゲェーなぁ!オデュッセウス」
チャーチャチャチャチャーチャ♪
チャーチャーチャー♪チャチャチャチャ♪
バァーッ抱き合って、ウワァーーーッ!!
「あなただったの?待ってたぁ
途中、何してたの?」
「うーん、途中の7年間は、あまり言いたくなーい」
とか言って
タータタタータ タータタタター
パァーン!
「主演 オデュッセウス」
バァーン!みたいなね、なって
「オデュッセウスの帰還 完 」
なんですね
素晴らしい!!
はぁ、このまぁもう「GOOD END」ですよ。
フル冒険 & GOOD END で終わるという
オデュッセウスの帰還でございました
この冒険を経てですね
ギリシャの時代に
繋がって行くということでございます
このお話ね、皆さん!
とんでもないファンタジーだな、と。
あぁ、なるほど。面白い話だけど、まぁ
歴史っちゅーには、ちょっとファンタジーかな?と。
いう風に思ったかもしれません。
皆さん、思ってるようにですね
ギリシャの皆さんもこれ
ファンタジーだと思ってたんですよ
思ってたんですよ!
ところが、このトロイア戦争の話とかですね
本当だと信じる学者がですね
発掘を続けてたんですね。
そしたら……
このね、トロイの街が出て来たんですよ。
ヴワァーッと出て来て
トロイア戦争は、本当にあったんだということが
明らかになるんですね
で、実際に、そのトロイアの街がですね
何層かに分かれていて
最初に発見して「あったぞ!」
って言った層とは、違う層だったんですが
実際の話だったっていうことが
明らかになってくるわけなんですよ
はぁ、本当にあったのか!
トロイア戦争
じゃあ、どこが「嘘」で、どこが「本当」なんだ?
実在したのは「誰」なんだ?
そういう事を今もまだ
研究しているという、面白いですよね。
『古事記』って、フィクションじゃない?
物語でしょ?って言うけど
出雲の大社っていうね
出雲大社があったりだとか
大和はあるわけですよね
えぇ、繋がってる!今に繋がってるんだ。
何処までがフィクション?
何処までが実在する天皇なの?
何処からフィクションなの?
神武天皇はいたの?とか
そういう盛り上がりが日本にもあるように
ギリシャにはですね
えぇっ!!コイツ、いたの? いないの?
えっ!この戦争は? じゃ、このバケモンは?
そんなことがですね、むちゃくちゃ面白い話として
今も研究されているわけなんですね
歴史を学ぶといろんなことが分かるぞ!
いうお話でございました。
ギリシャ神話なんてね、ちょっと
遠い話だと思ってたかもしれませんが
どうですか?面白かったですよね。
楽しめました?
これを知ってるとですね
もう、本当に
いろんなところの教養に繋がってますから
星座の話になった時に
ちょっとした
過去の文学の話になった時に
「君、20世紀最高の文学、ユリシーズなんて
読んでるかい?」なんて言われた時にですね
「あっ、ユリシーズはまだ読んでないんですが
ユリシーズの元になった
「オデュッセウスの話なら存じ上げてます!」
返せるんですよ
で、「君、天文には詳しいのかい?」
なんて言われた時はですね
「ちょっと、小話を」なんて言って
ペルセウスの話ができたり
「ゼウス・クロノスとウラノス
木星・土星・天王星の共通点を
お話してよろしいでしょうか」なんて
言われるわけですよ。言えるわけですよ
こういう風にですね
教養を知ってるとですね
いろんなところに繋がる。それが…
大元になる『ギリシャ神話』には
いっぱい詰まっているので
皆さん、これだけじゃなくて、省いた話も
沢山ありますので、自分で調べてですね
あの話も、こんな話も全部
ギリシャ神話だったんだ
そして、それが後に、こんなに
影響を与えてるんだ、というですね
全部の原点となるお話
正に、全てが詰まった
パンドラの箱そのもののような
このギリシャ神話を
まだまだ、調べていただければと思います
では、また!

この記事を書いた人